2016年10月10日月曜日

シャンパンからデビッド・ボウイへ

母がスパークリングワインが好きで、いつも夕食時に一杯飲んでいる。
甘口だったようで、あまり好きでないようなので、私が少しもらって飲んだ。

母「そういえば最近、シャンパンがよく売れてるみたい。」「ふうん、そうなの。」「静かなブーム」「えっ。」いまどきな表現に疎い母が、いきなり「静かなブーム」という単語を口にして、こちらがびっくり。



 そうかと思えば、バンド・ゴールデンボンバーのボーカリストを子供が「きりちゃん」と呼んでいたら、「誰それ。きりちゃんって。」といきなり知りもしないバンドの話に首をつっこんできた。めんどくさいので、「きりちゃんは、きりちゃんよ。」と、はぐらかしていたら、「鬼龍院・翔。」と、いきなりフルネームで言うので「えっ。なに、いきなり?!」「さっきテレビでそう言ったから。」

 母なりにこちらに話題を合わせようとしているのだろうか。話し方はすこぶる変だが、努力しているのだろうか?でもそれを本人に聞くと、また、おかしな答が返ってきそうなのでやめておく。

 「1月に死んだ、なんとかボウイ」と言うので、デビッドボウイでしょ、と教えた。すると、デビッドボウイとゴールデンボンバーの雰囲気が似ていて同じ系統だ、と言いだした母。いやいや、音楽界をほかにもいろいろ見てたら、ビジュアル系バンドとかいろんなものがたくさんあるし、いきなり二つを関連づけたりはできないでしょ、とクギをさしておいた。

 なんだかえらいこじつけだなあと思っていたら、やがてデビッドボウイのほうに話がとんでいった。
 それの新聞記事を読んだらしく、彼はかなり個性的だけど、物事の本質をついてるみたいな感じがするわよ、と、いかにもデビッド通のようにしたり顔で言う。
 歌を聞かずして、どういったアーティストだ、などと話をする母。
 だってそれ、本人の歌を聴いてそう思ったんじゃなくて、新聞記事しか見てないのなら、ただの読書感想文でしょ!とあきれて言い返した。 やっぱり、話がおかしな感じに流れていく。

 が、今日は、デボッドボウイの音楽は、パソコンで聴けるの?というので、もちろん、と言ったら聴きたいというのだ。そんなの聞いてもわからないんじゃないかなあと思ったが、まずは「レッツダンス」が聴きたいそうだったので、それをYoutubeで再生した。

 そのあとは、私が気分的に聴きたいもの、スペースオデッセイ、ブルージーン、アンダーグラウンド、など。

 ビートルズくらいは、亡くなった父が車内で、ずいぶん昔にテープをかけて聴いていたからまあ記憶はあるかもしれないが、母にデビッドボウイがわかるかどうかは、わからない。

 本日は、30年ほど前になるが、映画「ラビリンス」での主題曲になっていた、アンダーグラウンドの曲を紹介しておこうと思う。

https://www.youtube.com/watch?v=CwVqOs3Aess

スタートレックのミスター・スポックみたいな顔立ちにも見えるが、魔王役に扮したデビッド。



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