2016年10月16日日曜日

本日の妖技「お話超展開」

 アスペルガー症を自覚している方のブログをネット上で読んだこともある。そこに、何も知らないでありのままに振舞っていた結果、友人と衝突ばかりしていた子供時代の苦い経験がつづられていた。

 やはり、母にあてはまるような気がした。

 食後の話の流れからそうなったが、以前、私が実家で便利にできるように買っておいておいたものが、田舎に住んでいた私が帰省したときに、少しづつなくなっていることに気がついて、母を問い詰めた。

 すると、兄が家に来た時、置いてあるグッズや備品に目をつけ、「これ、使ってないのなら持って行っていい?」と母にきくので、母は自分が管理していないからわからず、その都度了承してしまっていたのだ。

 わが家のように実家を利用する兄も私もそうであるが、父も亡くなって母一人、この母の緩さが、子供が実家に寄りつきやすい感じにしているのはなんとなく感じるが・・。

 機械関係が一切わからない母なので、私が勝手にテレビボードの下にDVDプレーヤーを買って入れておいたのだが、あきれたことには、そのリモコン用の電池すら、抜かれてしまったのである・・。
 いくら自分が使っていないからと言って、それ、了承する??

写真は、イメージです

・人から借りた物(所有権が自分にないものを含めると思う)を、他人にあげてしまうこと


その他、電源タップやら、薬品?(すでに判明後、年月がたち、わからない状況)・・。なんだか頭にきて、シールに自分の名前を書いて、私のもの!持ち出し禁止!などと記入貼付するありさま。はたからみていて、我ながら、あほらしいと思うが、その手を緩めたら最後、持っていかれてしまうという恐れがあるのがまた、情けない。

 と、ここまで家の中での親子兄弟ゲンカのようなあほらしい話を書いてみた。

 昔から兄妹ゲンカの調停をほぼ、しなかった(というか、アスペルガーという特質から、できなかったというかもしれない)母。今さらであるが、人と人の間に入って調停することができない。

・究極の無責任を、無自覚で行ってしまう。人や物事、システムの境界線がわからず、その場の人の言いなりになってトラブルになったり、平等性を欠くことがある

 だからこそ、なんとなくそれを発見してしまった自分が火の粉がかからないようにしないと、本当にそうしないと、ちょっとづつ、ちょっとづつではあるが、文句を言わない人にしわ寄せがくるという、実家のシステムに巻き込まれていく。

 そして今日のしめくくり。

 上記のことを母に言って、だから、母の買ったパンと私の買ったパンがたまたま同じで、兄にあげてしまったかのように見えたから、「上記のこと」もあったし、またやったのか、と、余計問い詰めたのよ、と話した。



 母も母で、自分が非難されることに異常に反応する。「違う!!そんなことしてない!」「だから、パンのことはわかったから。それじゃなくて。私が怒ってるのは、前にあったこと。」
 母「だって、自分が管理してるんじゃないもん。わからないし、使ってないからいい、って言っただけよ。」(だから、そこが問題なのに・・。)
 持って行っていい?って、聞いている時点で、兄のものじゃないってわかるんだから、所有者がだれなのかはわかるでしょ?(そこまで言わないとわからないのがまた、情けない・・。)あほらしい・・。

 相手を怒らせてしまった結果、自分に向けられた非難を、とにかくかわしたい気持ちでいっぱいになる(ADHDのことも最近自分で調べているが、もしかするとその部分もかぶった症例かもしれない)のはわかったが、母が返した返事はこうだった。「とにかくね、物は、きちんと整理しないとだめなのよ。」??!!なぜ、そこで持論を展開して、私に説教するのだ・・。

 「私は怒ってるのよ?!どうしてそう言って説教する側にまわろうとするの・・・」

 家のことを書くと、どうしてもばかばかしさが出てくるので(登場人物の底辺の戦い)、あまり宣伝したいブログでもないが、気持ちなどからあふれ出てきたものを少しづつすり切って貼り付けていくようなものなので、このまま黙々と、書いていこうと思う。


 

2016年10月10日月曜日

シャンパンからデビッド・ボウイへ

母がスパークリングワインが好きで、いつも夕食時に一杯飲んでいる。
甘口だったようで、あまり好きでないようなので、私が少しもらって飲んだ。

母「そういえば最近、シャンパンがよく売れてるみたい。」「ふうん、そうなの。」「静かなブーム」「えっ。」いまどきな表現に疎い母が、いきなり「静かなブーム」という単語を口にして、こちらがびっくり。



 そうかと思えば、バンド・ゴールデンボンバーのボーカリストを子供が「きりちゃん」と呼んでいたら、「誰それ。きりちゃんって。」といきなり知りもしないバンドの話に首をつっこんできた。めんどくさいので、「きりちゃんは、きりちゃんよ。」と、はぐらかしていたら、「鬼龍院・翔。」と、いきなりフルネームで言うので「えっ。なに、いきなり?!」「さっきテレビでそう言ったから。」

 母なりにこちらに話題を合わせようとしているのだろうか。話し方はすこぶる変だが、努力しているのだろうか?でもそれを本人に聞くと、また、おかしな答が返ってきそうなのでやめておく。

 「1月に死んだ、なんとかボウイ」と言うので、デビッドボウイでしょ、と教えた。すると、デビッドボウイとゴールデンボンバーの雰囲気が似ていて同じ系統だ、と言いだした母。いやいや、音楽界をほかにもいろいろ見てたら、ビジュアル系バンドとかいろんなものがたくさんあるし、いきなり二つを関連づけたりはできないでしょ、とクギをさしておいた。

 なんだかえらいこじつけだなあと思っていたら、やがてデビッドボウイのほうに話がとんでいった。
 それの新聞記事を読んだらしく、彼はかなり個性的だけど、物事の本質をついてるみたいな感じがするわよ、と、いかにもデビッド通のようにしたり顔で言う。
 歌を聞かずして、どういったアーティストだ、などと話をする母。
 だってそれ、本人の歌を聴いてそう思ったんじゃなくて、新聞記事しか見てないのなら、ただの読書感想文でしょ!とあきれて言い返した。 やっぱり、話がおかしな感じに流れていく。

 が、今日は、デボッドボウイの音楽は、パソコンで聴けるの?というので、もちろん、と言ったら聴きたいというのだ。そんなの聞いてもわからないんじゃないかなあと思ったが、まずは「レッツダンス」が聴きたいそうだったので、それをYoutubeで再生した。

 そのあとは、私が気分的に聴きたいもの、スペースオデッセイ、ブルージーン、アンダーグラウンド、など。

 ビートルズくらいは、亡くなった父が車内で、ずいぶん昔にテープをかけて聴いていたからまあ記憶はあるかもしれないが、母にデビッドボウイがわかるかどうかは、わからない。

 本日は、30年ほど前になるが、映画「ラビリンス」での主題曲になっていた、アンダーグラウンドの曲を紹介しておこうと思う。

https://www.youtube.com/watch?v=CwVqOs3Aess

スタートレックのミスター・スポックみたいな顔立ちにも見えるが、魔王役に扮したデビッド。



2016年10月4日火曜日

風邪

 日中と夜間の気温差が激しい。日中の暑さを気分的にひきずって、エアコンをつい、つけたまま寝ていたら、風邪をひいてしまった。

 症状は激しくないので普通に起きて普通に生活しているが、鼻水・くしゃみ・のどの痛みや頭痛があって不快感がある。

 昨日は用事で午後出かけて、夕方に帰ってきたのでしんどかった。

 夕食時に母と話していて、あの例の一本調子でしか話をできない母なので、こちらが体調がいまいちだと、話をするのがしんどかったので、「今日は風邪ひいてるから、もう話すのやめるね」と言うと、「あら、風邪!熱あるの?」
(風邪=熱、とか断定されてしまうと困るね・・。違うというと、どこが違うか言わないといけないし・・。やれやれ面倒だわ、こりゃ・・。)


 こちらが面倒だというと、その理由すら理解していない。体がしんどいときに、言葉ででしか理解できない人に説明しないといけないのは、非常にしんどい。説明するのもいやになった。
 私「風邪の諸症状をあげなさい。」
母はクイズ好きなだけあって、素直に答える。「熱でしょ。あと、鼻水。くしゃみ。せき。」
 私「のどもあるでしょ・・!(クイズが好きな割には、正解できていない、、、) そういうのを総合的に見て、いま、風邪引いてるんだってわかるんでしょうに。」

 母「あたしは、風邪ひかないよ。鼻水くらいは出たりするけど。(ドヤ顔)」
(それ、ひいてるっていうんじゃ・・・。)
さらに母 「ひいたかどうかなんて、本人が思うか思わないかじゃない?」
 うわー、さすが・・。 症状だけ見て、それはどういう状態なのかということには、全く無頓着である。

 アスペルガーという視点がそうなのだろうか?もしそれが関係ないのなら、それを今、抜きにした状態で、一つの言葉が浮かんできた。
 バカは風邪をひかない。・・のではない!バカは、自分が風邪を引いているのを認識していないだけである?!!

 そこまで母をバカにするのもなんなのだが、母にそう言ってやりたかった。が、なんかもう、話がいつも微妙にそれて通じてしまう上に、「持論を展開」されてしまうので、あほらしくなってそのままそっと、席をはずした。


2016年10月2日日曜日

「新婚さんいらっしゃい」を見て

 日曜日の午後といえば、母は決まってこちらにチャンネルを合わせている。「新婚さんいらっしゃい」→「アタック25」、母はアタック25が大変お気に入りなので、前番組から昼時に見ているのである。

 新婚さんで、学校の教師のカップルが出ていたが、奥さんが髪の毛の半分くらいを金髪にしていた。え?教職員がそれでいいのかしら・・、と思って、「二人とも学校の先生だよね、奥さん、どうして金髪なんだろう??」

画像はイメージです

 母の答は、「染めてるからじゃない?」だった。


 当たり前な上に、そんなことは聞いていない、というのも理解していない・・。
 あきれ果てた私は、ケロリとしている本人に言い返した。
「あのさー、染めたから金髪になったのは、いちいち聞かなくてもわかるの!(んもうー、バカ、アホ!)私が聞きたいのは、そこじゃないの。教師が金髪にしてるのは、いいのかなという意味よ・・・!」

・文字通りにしか受け取れないので、答も文字通り。
・行間が読めない

 自分の子供だったりよその人だったら、特性を理解している場合は、かなり考慮して言動をおさえるが、いいたいことを言い合う親娘なので、こちらも遠慮がない。