ずいぶん前の話になってしまうが、父が入院先の病院で亡くなったころの話。叔母が、うちの父が亡くなってから母が、以前の独身時代の暗かった性格が出てきたりしている、と私に耳打ちしてきた。私も私で、あ、そう?とあまり気にはしていなかったのだが。
さらに、母がよく行っていたスーパーの2Fの日用品コーナーで、父の入院用品でスリッパなどをそこで買っていたが、父がいなくなってから母はそこに行くと、涙が出そうになる、という話を叔母にしたらしいのだ。
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写真はイメージです。買い物をしたそのスーパーは、すでに閉店して、もうない。 |
それはそれで、かなり悲しい話ではあるのだが。が、最近それを母に、叔母がそう言ってたよ、と話したところ、「?え。・・・??。忘れちゃった。」だそうである。ずる、とずっこけた。
私が一人認定したアスペルガー症候群と思われる母で、記憶力も衰えがひどく、認知症一歩手前かと思うほどであるし、しかたのないことなのだろうか。なんだかこちらはとても印象に残っていて話したのに、ひどい肩すかしをくらってしまった。
(追記)
その話を母に、なんでそんな話を忘れちゃったのと言ったところ、忘れちゃったのだし、古いことはどんどん忘れて行かないと、先に進めないのよ、なのだそうである・・。アスペルガー的合理思考、一見前向きに見えるが、やっぱりちょっと普通の人の感覚ではないのでは。ますます、とりつくしまがなかった・・・。